老いの準備・終活・エンディング・終活ニュース

退職後の始末・人生の始末・終い・たたみ方を考えてみたい。整理してみます。

エンディングノート

Ⅰ エンディングノ-トとは

 

  一般的に、人生の最期を迎えるにあたって、自分の思いや希望や家族や大切な人などに確実に伝えるためのノートをいいます。遺言は亡くなった後の希望や指示を書きますが、エンディングノ-トは現在、過去も含めて幅広く書くことができます。

 

 法的な効力はありませんが、振り返り、これからのことを考え、行動できる人生設計ノ-トといえます。このノ-トは、多くの出版社から出されています。(名称は異なりますが、金融機関や生命保険会社にもあります)(無料のダウン-ドもあります)

 

1 私が考えるエンディングノ-ト

 

 私は、「エンド」をどうとらえるかによって「エンディングノ-ト」の意味合いや意

義が大きく変わってくると考ます。

 

ア 「生前準備」この場合の「エンド」は「命・時の最終ゴール」です。

イ 「老いの準備」この場合も同じです。ただ、タイミングが異なります。

ウ 「生き直す準備」この場合は「節目」といえます。

 

 このように考えていくと、「エンディングノートとは、命ある、時がある今、自分のために、大切な人のために今までの人生の総括をし、悔いの残らないようにし、私の人生もまんざらじゃんいぞと思えるためのお手伝いをするパートナーである」と考えました。

 

 私がエンディングノートに出会ったのは、退職する年の夏でした。兄が余命宣告を受け、「延命治療をしない。痛みはモルヒネでとってください。」という文書を残していたことを知った時で。同時に「週末医療」「人が死んだら残された人は」ということも考えました。兄は、その半年後に亡くなりました。残された私たちは、その文書もそうですが、半年の兄の生き方が最高の生き方(亡くなり方)を学ぶことができました。兄貴は「最後の子育て」を完璧にやったなあと羨ましくも思いました。

このようなこともあり、エンディングノートとか終活について勉強したくなりました。「終焉型ノート」と「未来志向型ノート」の二通りがあるのではないかと思っています。

 

 終活をする場合は、このノ-トから始めると良いと思います。

 

2 ノ-トの内容

 

 一般的に次のようなことが書く内容となっています。

 

① 私が生きてきた道(経歴)や思い出

② 医療や介護の希望

③ 財産や保険のリスト

④ 葬儀やお墓の希望

④ 万一の連絡先

⑤ 大切な人へのメッセ-ジ など

 

 書けるとこから書きます。書けなくてもいいです。覚書のように考えてもいいです。

何回も書き直して確かめていくことをおすすめします。

 

 

新聞記事を紹介します

 

エンディングノートに最期の伝言 妻の死後、夫が存在に気付く

福井新聞ONLINE 5/7(日) 8:13配信

 

 「預金は二人の子どもで半分ずつ分けて」「軽自動車は長女に名義変更を」「散骨してください」―。

 

  40代の妻が残したエンディングノートには、夫が知らない銀行口座や保険などが細かく書かれていた。

 

  1月に妻を亡くした福井市の男性(49)は「お金のことは分からなかったので助かった。ノートに書かれた全ての希望をかなえることはできないが、夏には沖縄の海で散骨したい」と話している。   

 

■遺品整理で発見

  女性は2015年秋にがんが見つかり、昨年2月に手術。抗がん剤治療は8月まで続いた。退院後の10月上旬には長女(22)、小学生の次女、男性と4人で沖縄に出掛けるなど、体力は回復したかにみえた。  しかし、11月中旬に再びがんが見つかり、今年1月に亡くなった。女性はみるみるやせ、歩くこともできなくなったが、男性は「亡くなる瞬間まで、妻がいなくなるとは思えなかった」と振り返る。

亡くなった翌日に遺品整理をしているとき、市販のエンディングノートが見つかった。手術を控えた昨年1月20~24日に書かれたもので、男性は全く知らなかった。  

 ■妻と家族の思い■  ノートは直筆で、預貯金は七つの口座が書かれており、どういった金が振り込まれ、引き出されているかなど詳細に記されていた。  

 

 備考欄には「クレジットカードのポイントがたまっているので使い切ってから解約を」。宝物だったアニメグッズは「ネットオークションで換金し、二人の子どもで分けてください」  

  通夜も葬儀もせず火葬だけを行う直葬、その後は海への散骨を望んでいた。「四十九日や一周忌など、信仰にかかわることはしないで。次女の誕生日にみんなで思い出してくれれば十分」とあった。  

 

  結局通夜は行い、葬儀は家族葬、四十九日法要もした。男性は「妻の思いは分かるが、残された家族にとっては心の区切りも必要だった。ただ、散骨の希望はかなえてあげたい」。遺骨は自宅に置いたままになっている。  

 

 ■何度も書き直す■  高齢化が進む中、人生の最期に向けて準備する「終活」への関心が高まっている。2011年に立ち上がった終活カウンセラー協会(本部東京)が、13年から販売しているエンディングノートの売れ行きは約10万部に上る。インターネットによるノートの無料ダウンロードといったサービスも広がっている。  

 

  同協会の武藤頼胡(よりこ)代表理事は「元気なうちに何冊も買って、定期的に書き直すケースは多い。これからの生き方を整理する上で有効」と話す。第一生命経済研究所の小谷みどり主席研究員は「葬儀や墓など死後に関する本人の遺志が分からず、家族が苦慮することは多い。ノートに法的拘束力はないが、家族や周りの人との関係を見直すきっかけになる」と指摘する。  

  男性は自らの経験を振り返りながら「ノートには知らない口座や保険も書かれており、手続き上も助かった。ノートを囲んで、家族で思い出話に花を咲かせることもできる」と話す。  そのノートには家族に宛てたメッセージもあり、次女にはこんな言葉を残している。「世の中には悪い人もいます。大切なものを奪うことがあります。そんなとき、自分の助けにな

るのは自分の知識です。自分を守るために勉強して、豊かで幸せな人生を送ってくださいね」

福井新聞社

 

 ※現在、タイミングに合わせたノ-トを作成中です。